「帰りの会」って何するの？～気持ちよく１日を締めくくる！～【学級作り】

「朝の会」は充実してきて、１日を前向きな雰囲気でスタートできるようになってきたよ！次は、帰りの会だ！

帰りの会も充実したものにしていきたいけれど、子どもたちの集中力が持続しないのが悩み…。

こんな人のための記事です。

「朝の会」が充実してくると、今度は「帰りの会」にも手を付けたくなるもの。でも、「帰りの会」ってなかなか子どもたちの集中力が続かず、いろいろやろうとすると余計な注意をしなくてはいけなくなり、逆に雰囲気が悪くなってしまいますよね。

雄剛先生

子どもたちの意識は、既に「放課後に何をしようか？」ということに向いています。そこで無理矢理集中させて、活動を詰め込むのは逆効果。「帰りの会」は、短く、簡潔に！

『「帰りの会」って何するの？～気持ちよく１日を締めくくる！～』のまとめ

〇「帰りの会」の目的は、一日を気持ちよく締めくくること！

〇朝の会の流れ（例）

　①係から・みんなから　②先生から

〇帰りの会のアイディア

　・さよならじゃんけん　・今日のミッションの振り返り

「帰りの会」の目的は、１日を気持ちよく締めくくること！
帰りの会の流れ（例）
帰りの会で話す内容は…？
帰りの会のアイディア
『「帰りの会」って何するの？～気持ちよく１日を締めくくる！～』のまとめ

「帰りの会」の目的は、１日を気持ちよく締めくくること！

雄剛先生

１日過ごしていると、いいことも悪いこともいろいろとありますよね。大人でも一緒です。それでも、最後の瞬間が前向きな気持ちで終われたら、気持ちよく１日を締めくくることができますよね。「帰りの会」では、その１点に全集中します。

１日を気持ちよく締めくくる最大の秘訣は、帰りの会を一瞬で終わらせること！ここで先生が、くどくど話し始めることが、一番子どもの心を後ろ向きな気持ちにさせます。

帰りの会の流れ（例）

①係から・みんなから　

②健康観察・先生から

とにかく内容は、短く、簡潔に！朝の会では、子どもたちがミニイベントをやったりしていますが、帰りの会では連絡程度の内容にとどめています。…というか、子どもたちも「帰りの会に時間をとってやっていいですか？」という提案をしてきません。やっぱり、この時間は短くしたいという現れですよね。私のクラスでは、早ければ３０秒ほどで帰りの会が終わります。

帰りの会で話す内容は…？

雄剛先生

「先生の話は、３０秒（15秒）で終わるよ！集中して聞いてね！」という感じで、集中しづらい状況だからこそ、短い時間を示して集中させます。大切なことは、示した時間を守ること！こういう細かなことが、先生と子どもの信頼関係を作ります。

私はいつも短い話で１５秒、長めの話で３０秒を宣言するようにしています。基本的に話す内容は、「明日の予定や持ち物の確認」です。本来は、「今日頑張ったこと！人！」や「今日はここが問題だった！明日はここを頑張ってほしい！」という内容を話したいと思う気持ちもありますが、それはどうせ次の日の朝に話します。それなら思い切って切り捨てましょう。

帰りの会のアイディア

とにかく短く、簡潔に終わらせたいので、組み込むとしても一瞬で終わるものにします。

さよならじゃんけん

定番ですね！さよならをした後に、先生が「最初はぐー！じゃんけんポン！」とじゃんけんするだけ。たったこれだけのことですが、なぜか異常に盛り上がるんですよね。意外と５，６年でもいけます。ただし、高学年で作業的な雰囲気になってきたら逆効果になるのでやめた方がいいかもしれません。

さよならハイタッチ

さよならした後に、一人ずつハイタッチして送り出します。先生が笑顔でハイタッチしてあげることで、その日先生に注意された子も安心して帰ることができます。頑張った子には「○○、頑張ったね！」、何かあった子には「大丈夫だった？」と短い言葉で一言掛けてあげるだけで、「先生は自分のことを見ていてくれるんだ！」と子どもとの信頼関係が深まります。

今日のミッションの振り返り

朝の会で「今日のミッション」や「今日の目標」を設定しているクラスは、振り返りが必要ですよね。これは一瞬で終わります。「今日のミッションをクリアできた人は手を挙げてください！」「はい！」と全員の手が挙がると、クラスとして達成感を味わうことができ、前向きな気持ちになります。こういう小さな達成感がクラスとしての一体感や自信、次の活動への意欲につながります。逆に言うと、ここで全員の手が挙がらない場合には要注意です。全員が達成できるように声を掛けて達成させていきましょう。