1時間目で、減速のないバトンパスの受け渡し方の基本を確認したよ!
確認はしたけれど、ここからそれで1時間もつかなぁ…。子どもたちが途中で飽きてしまいそう…。
こんな人のための記事です。
4時間扱いで、チームの記録の伸びと成長を感じられることを目指す『リレー』の単元。ここからは、チームごとに記録の伸びを目指して、学び合う時間です!
今日は、2/4時間目にフォーカスします!
この1時間で達成したいこと!
バトンを受ける人が後ろを見ないで、スピードにのってバトンの受け渡しができる!
バトンの受け渡しで、スピードにのった状態で受け渡すための、第一段階のポイントです。これをグループで見合い、アドバイスを送り合いながら習得していきます。
グループでポイントを見合い、教え合うことができる!
「思考・判断・表現等」を重視する時間になります。「バトンを受ける人が後ろを見ないで、スピードにのってバトンの受け渡しができているか?」というポイントに絞って見合い、アドバイスを送り合います。さらに、仲間のアドバイスを受け、自分のできていないところを把握し、修正していくことにつなげていきます。
それでは、具体的な1時間の展開を見ていきましょう!
1時間の展開例
①準備運動
体育係を中心に準備運動。
③準備運動2(主運動につながる運動)
運動会前に陸上運動『短距離走』を実施。その際に、正しい走り方を身に付ける運動をしています。それを準備運動として行います。
③主運動Ⅰ(チーム練習1)
チーム練習!
前時で既にバトンパスの受け渡し方を学習しています。ここからは、自分のチームでそこをできるように練習していくことになります。
ここのパートでは、まずは前時の学習を生かして、細かいことは言わずにチームごとの練習をしていきます。ここでのポイントは、このあとの交流で、どのペアをお手本として取り上げたら「バトンを受ける人が後ろを見ないことのよさを感じることができるか?」を見極めること。
④交流
交流のポイントは、「トップスピードでバトンの受け渡しができるには?」です!本時では、その中でも「バトンを受ける人が後ろを見ないことのよさ」を交流します!
お手本の見せ方は、
①お手本になるペアの例を見せる!
(もし、お手本になる子がいなければ、先生がお手本を示します!
②先生が悪い例を示します!
お手本と先生の悪い例を比較して、どこがポイントなのかを見つけていきます。その時に、違いだけでなく、「なぜそれがよいのか?」という理由も交流出来たらいいですね!
⑤主運動Ⅱ(バトンを受ける人が、後ろを見ないで走ることができるか?)
「バトンを受ける人が、後ろを見ないで走ることができるか?」が交流の視点!
それを明確にしながら、チームごとに練習していきます。
ここで、動画をとってチーム内で教え合うのも1つの方法です。
ただ、問題点も・・・
①動画を見ることが目的になってしまって、運動量、練習量が減る…
②動画の特性として、速い動きを分析しづらい。スローにしたとしても、分析に値するような資料になりづらい…。
③外で機器を使うことによる破損や故障のリスク…
このあたりについて、事前に検討が必要です!
⑥成長を確かめる場
ここでは、2チームの対戦形式によるタイム計測を実施します。
この形式をとるねらいは2つ!
①4チームの比較による意欲の低下を防ぐこと。
②バトンパスでの混雑を避け、学習したことに集中できるようにすること。
③チームの実力の比較よりも、タイムの伸びに意識がいくようにすること!
⑦整理運動
怪我や体調不良がいないかを確認します。
⑧振り返り
運動量は大切ですが、「思考・判断・表現」も大切にしていくために、必ず振り返りの時間を確保します。
今回は、「思考力、判断力、表現力等」を見ていきたいので、交流の視点で示した「バトンを受ける人が、後ろを見ないで走ることができるか?」について、「自分が今できていること」「今の課題」「次の時間にどんなことを取り組むのか」を書かせます。そうすることで、この1時間でどんな思考をしたのかが見えるようになってきます。
評価について
今回は、2/4時間目ということで、「思考力、判断力、表現力等」を中心にみていきます。
【観察】主運動Ⅱの活動場面の様子
C…「後ろを見ないでバトンを受けること」を意識して、教え合えていない
B…教え合うことはできている A…動きを分析して、より詳しく教え合うことができている
【学習カード】振り返り
C…「後ろを見ないでバトンを受け取ること」について、考えを書けていない
B…「後ろを見ないでバトンを受け取ること」について、自分の動きを分析できている
A…自分の動きを分析した上で、れから意識するべきポイントを具体的に書けている
「陸上運動『リレー』③ 2/4時間目【6年6月】」のまとめ
それでは、まとめです。
いかがだったでしょうか?次の時間は、3/4時間目。スピードにのったバトンパスができるようになってきて、さらに受け取る人のスタートのタイミングがシビアになってきます。そこを調整する1時間。
もし「こんなやり方もあるよ!」「このやり方が効果的だった!」というアイデアがあれば是非教えてください。一緒に学んでいけたら嬉しいです!
それでは、また!
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