【年度初め】体つくり運動(2時間目)

【年度初め】体育の授業始めをどうしよう?
体育って教科書がないからどうやっていいのかわからないんだよな…?子どもたちは、みんな体育を楽しみにしているんだけど…。1時間をどう使っていいか分からなくて…。時間が余って、ドッジボールして終わったりしてしまうです…。...

年度初めの授業開きはわかったけど、そこからどう進めていくのか…。困ったなぁ。

始めは、「体つくり運動」だからなんか楽しい運動をして、時間が余ったらドッジボールでもすれば子どもは喜ぶんじゃない?

こんな人のための記事です。

インターネットで調べると、各教科の授業開きのネタってたくさん出てきますよね。でも、意外とそこから本格的に授業に入っていった時の情報って、すごく少ないんです。

雄剛先生
雄剛先生

このブログでは、授業開きのその後、1時間1時間をどう組み立てていくかについて書いてみたいと思います。今回は、授業開きのその次の時間にフォーカスします!

『【年度初め】体つくり運動(2時間目)』のまとめ

〇この1時間で達成したいこと!

 ・引き続き「体育の楽しさ」「ルールやマナーの徹底」を重視!

 ・体つくり運動を通して、心と体をほぐし、多様な動きをつくり、体力を高める!

〇1時間の展開

この1時間で達成したいこと!

雄剛先生
雄剛先生

この1時間は、「体育って楽しい!」「授業のルールやマナーが分かる!」を確かなものにしていきます!

体つくり運動を通して、心と体をほぐし、多様な動きをつくり、体力を高める!

体つくり運動は、2種類に分かれます!

①体ほぐしの運動

  心と体の変化に気付いたり、体の調子を整えたり、みんなで関わり合ったりする運動

②多様な動きをつくる運動(低・中学年)、体力を高める運動(高学年)

【多様な動きをつくる運動】

 体のバランスや移動、用具の操作などとともに、それらを組み合わせた運動。

【体力を高める運動】

 体の柔らかさ及び巧みな動きを高めるための運動、力強い動き及び動きを持続する能力を高めるための運動

これを達成できるように、授業を組み立てていけばいいんだ!

1時間の展開例

①準備運動

体育係を中心に準備運動。

雄剛先生
雄剛先生

年度初めだからこそ、今どこを動かして、どこを伸ばしているのか…。そこを意識させたいですね。例えば「アキレス腱を伸ばす運動」。後ろに引いた足のつま先はどっちを向いていますか?前を向けないときちんとアキレス腱は伸びません。「深い伸脚運動」。これも伸ばした足のつま先は上向き、曲げた足のかかとはつけるようにすると、より伸びて効果的!細かいけれども、大切なことをきちんと指導しましょう!

③準備運動2(主運動につながる運動)

今回も、主運動(例えば跳び箱、鉄棒、サッカーなどその時間に中心に行う運動)というものはありませんが、今後定期的に取り組む活動を経験させていきます。

【音楽縄跳び】

年度初めは、子どもたちがどれくらいの技ができて、どのくらいの回数跳べるのかを確認していきましょう。始めは、「前跳び」「後ろ跳び」「あや跳び」「交差跳び」くらいからスタート。状況に応じて跳び方もしっかり教えていくと、どんどんレベルアップしていきます!

用意するものは、曲とデジタルタイマー。デジタルタイマーはプログラムタイマーで30秒ー10秒を6セットに設定します。あとは、曲をかけて、タイマーを開始!30秒のところで前跳びをして、10秒休む。次は後ろ跳びをして10秒休む。こうすると、曲を目安にテンポよく跳ぶ感覚が付くとともに、30秒という限られた時間跳べる子はどんどん跳ぶ、引っかかっても何度もやり直す…。得意な子も苦手な子も集中して跳ぶことができます!

【二人組で体力を高める運動】

雄剛先生
雄剛先生

おそらく、春に運動会をする学校が多いのではないでしょうか?今回は、かけっこ、短距離走につながるような足を使った体力を高める運動を中心に組んでみたいと思います。

①じゃんけんで勝った人がジャンプ!

【パターン1】

 負けた人は長座。勝った人は、伸ばした脚をジャンプして左右に跳んでいきます。3回跳んだら、またじゃんけん!先生が笛を鳴らすまで続ける!

雄剛先生
雄剛先生

着地した時に、二回足を着く子(①着地②ジャンプする予備動作)がいますよね。体力を高めていくために、徐々に一回で着地に移行していくように声を掛けていくといいですね。

【パターン2】

 負けた人は長座。足を開いて、閉じて、開いて、閉じて…。ジャンプする人は、足を踏まないように、負けた人が開いた時は、閉じて、閉じた時は開いて…を繰り返す。

②ケンケン相撲

 片足でケンケンしながら、肩をぶつけていきます。上げている方の足を着いてしまった方の負け!先生が笛を鳴らすまで続けます。

③両手をつないで足を踏む

 自分の足を踏まれないように、相手の足を踏みます。俊敏性が身に付きますよ!

④帽子取り

 ズボンの腰の部分に帽子を差し込み、それを取り合う。

正味5分くらいだけど、けっこうな運動量になります!ポイントは、「ちょっと時間が短いかな…」くらいでどんどん次の種目に移ること。そうすることで、集中力が持続して、運動量も増えます!

②主運動Ⅰ(体ほぐし運動)

年度初めでクラス替えした時なんかは、たくさんの人と触れ合えるようにものに取り組めるといいなぁ。

Ⅰ.二人組から四人組、八人組へ!

四人組を作ったら、準備運動2でやったケンケン相撲、足踏み、帽子取りをします。その後八人組でも同じ流れ。人数が増えると、視野を広く、そしてより俊敏に動かなくてはいけなくなり、面白さが上がります!

Ⅱ.ことろことろ

八人組の中で、一人鬼を決めます。

それ以外の七人は、一列になり、前の人の肩をつかみます。

鬼は、一番後ろの人にタッチしようとする!逃げる人は、前の人の肩を話さないようにしながら、タッチされないように逃げる…。

先頭の人の動きがとても大事です!

ことろことろ円陣バージョン!

鬼が一人。

それ以外の人は手をつないで円になります。王様を一人決め、タッチされないように逃げます。手が離れてしまったら、逃げる方の負け!

④交流

体つくり運動ということで、普段の交流とは違いますが、交流する場を設定します。

【平均台並べ替え対決!】

「誕生日順」「出席番号順」「背の順」など先生がお題を出します。

平均台を下りないようにして、より速く並び替え、座る。速く座ったチームが勝ち!

1回目の勝負が終わったら、優勝したチームの並べ替えをみんなで見てみます。

「優勝したチームはどこが素晴らしかった?」

  「入れ替わる時に、こんな工夫をしていたから速かった!」

  「次は、これを自分のチームにも取り入れてみたい!」

こんなやりとりをして、『何を自分に取り入れたらもっと速くなるのか?上手になるのか?』という視点で見合ったり、ポイントを意識したりできるように働きかけていきます!

⑤主運動Ⅱ(平均台並べ替え競争の続き)

その後、お題を変えて何度か競争していくと、どんどん速くなっていきます!「こうやって人のいい所を取り入れるとレベルアップしていくんだね!」といい所を取り入れる良さを共有していきましょう!

【活動する時間がまだある場合】

関わりが生まれる鬼ごっこを!

【電子レンジ鬼(変形氷鬼)】

鬼は複数。捕まった人は固まる。

逃げている人が二人で手をつなぎ、「チン」と言って、温めてあげると、氷が解けて復活できる!

ただの氷鬼よりも、声を掛け合わないといけないので、自然と関わりが生まれますよ!

⑥整理運動

怪我や体調不良がいな

を守り、助け合う関係を作れたら、クラスもそうなるということ!体育を通して、学級作りに生かしていきたいですね!

『【年度初め】体つくり運動(2時間目)』のまとめ

それでは、まとめです。

『【年度初め】体つくり運動(2時間目)』のまとめ

〇この1時間で達成したいこと!

 ・引き続き「体育の楽しさ」「ルールやマナーの徹底」を重視!

 ・体つくり運動を通して、心と体をほぐし、多様な動きをつくり、体力を高める!

〇1時間の展開

いかがだったでしょうか?授業開きの次の時間って、あまり紹介されていることがないですよね!今後、少しずついろんな単元での1時間ずつの授業を提案していきたいと考えています。もし「こんなやり方もあるよ!」「このやり方が効果的だった!」というアイデアがあれば是非教えてください。一緒に学んでいけたら嬉しいです!

それでは、また!

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